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「オリンポス十二神」とは?全員をかんたんに紹介!

「オリンポス十二神」とは?全員をかんたんに紹介!



mars
どうもこんにちは、画家のマルスです。
今回はギリシャ神話に登場する、オリンポス12神全員のプロフィールをざっくりと紹介したいと思います。
12神のキャラだけでも覚えてもらえると、物語の全体像もつかみやすくなると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。

オリンポス12神のかんたんプロフィール!

「最高神」ゼウス

 

作者 アングル
作品名 「ゼウスとテティス」
製作年 1811年
所蔵 グラネ美術館、フランス、エクス・アン・プロヴァンス
ゼウス
・名前
ギリシャ名=ゼウス
ローマ名=ユピテル
英語名=ジュピター
・シンボル=電雷、王笏(君主が持つ杖)、鷲
・父=クロノス、母=レア
・妻=ヘラ
・愛人=メティステミスデメテルイオレトダナエマイア、その他多数
・子供=アテナ、アポロン、アルテミス、ヘラクレスディオニュソス、その他多数
・全能の神
・「オリンポス12神」の主神
・ものすごい女好き
・怒りの鉄拳は雷
・くじ引きで天界の王になる
・恐妻家
・失敗したと思うと全てを破壊してやり直す癖あり
・父クロノスを倒しタルタロスに閉じ込める

「女神の最高神」ヘラ

 

作者 カラッチ
作品名 「ゼウスとヘラ」
製作年 1597年
所蔵 ファルネーゼ宮、イタリア、ローマ
ヘラ
・名前
ギリシャ名=ヘラ
ローマ名=ユノ
英語名=ジューノー
・シンボル=孔雀、カッコウ、王冠、牝牛
・父=クロノス、母=レア
ゼウスの正妻
・愛人=なし
・子供=アレスへべヘパイストスエリス
・結婚、貞淑(女性の操が固い)、出産を司る
・キツイ性格
・100の目がある怪物のアルゴスから目を取って、  孔雀の尾につけた
・すごく嫉妬深い
・執念深い
・自分の子供ヘパイストスを海に捨てた
ゼウスの愛人には徹底的にいやがらせをする

「海の神」ポセイドン

 

作者 サルヴィ原案、ブラッチ制作
作品名 「トレヴィの泉」
製作年 1735~62年
所蔵 イタリア、ローマ
ポセイドン
・名前
ギリシャ名=ポセイドン
ローマ名=ネプトゥヌス
英語名=ネプチューン
・シンボル=三つ又の矛、イルカ、海洋生物いろいろ、馬
・父=クロノス、母=レア
・愛人=多数
・子供=テセウスオリオンポリフェモス、その他多数
・知名度は高いのにあまり重要なエピソードなし
ゼウスに負けないくらいの女好き
・洪水や干ばつ、地震を引き起こす
・怒らせると容赦なく大洪水
・よくイルカを従えている
・水回りが管轄

「豊穣の女神」デメテル

デメテル
・名前
ギリシャ名=デメテル
ローマ名=ケレス
英語名=セリーズ
・シンボル=小麦、麦穂、ミント、キジバト
・父=クロノス、母=レア
・夫=なし
・愛人=ゼウスポセイドン
・子供=ペルセポネ
・娘がいない間は、やる気が出ないから、大地は実らない
・老婆に変身するのが得意
・普段は母性あふれる優しい性格だけど、怒らせるとものすごく怖い

「争いの神」アレス

作者 ボッティチェリ
作品名 「ヴィーナスとマルス」
製作年 1483年頃
所蔵 ナショナル・ギャラリー、イギリス、ロンドン
アレス
・名前
ギリシャ名=アレス
ローマ名=マルス
英語名=マーズ
・シンボル=槍、武具
・父=ゼウス、母=ヘラ
・妻=なし
・愛人=アフロディテタナグラアエロべ
・子供=フォボスディモス、ハルモニア、エロス
・神の中で1番の美男子
・戦争を司る
・戦っても負けてばかり
・ギリシャ時代、1番の嫌われ者
・好きなもの=戦争、争い、ケンカ
・アテナとものすごく仲がいい
・アフロディテの浮気相手
・主役を張れるような逸話はない
・ローマの神様マルスと融合してからは、一躍人気者になる

「知性と戦いの女神」アテナ

 

作者 クリムト

作品名 「パラス・アテナ」

製作年 1898年

所蔵 ウィーン市立博物館、オーストラリア、ウィーン

アテナ

・名前

ギリシャ名=アテナ

ローマ名=ミネルヴァ

英語名=ミナーヴァ

シンボル=武装してメデューサの首がついた盾を持つ、フクロウ、オリーブ

・父=ゼウス、母=メティス

・愛人=なし

・子供=エリクトニオス

・戦争、学芸、知恵、工芸、冶金、織物を司る

・戦いの女神だが、無分別は嫌い

・正義第一主義

・処女神

・争いの神アレスとめちゃくちゃ仲が悪い

ゼウスの頭から完全武装した姿で生まれる

・パルテノン神殿はアテナを主に祀っている

・アテナイの支配をポセイドンと争ったときに、オリーブの樹を芽生えさせて勝ち取った

・復習するときは容赦しない

・一度だけ、ヘパイストスに足に精液をかけられて子供を生んだことがある

 

「弓と神託の神」アポロン

 

作者 レオカレス

作品名 「ベルヴェデーレのアポロン」

製作年 前330年頃

所蔵 バチカン美術館、イタリア、ローマ

 

アポロン

・名前

ギリシャ名=アポロン

ローマ名=アポロ

英語名=アポロ

・シンボル=月桂樹の冠、竪琴、銀の弓矢

・父=ゼウス、母親=レト

・妻=なし

・愛人=コロニスダフネその他大勢

・子供=医神アスクレピオスオルフェウス

・弓矢、音楽、予言、医術、芸術、光明

・後にヘリオスと同一視され太陽神になる

ゼウスの次に信仰を集める人気者に

・凛々しく美しい

・理性的

アルテミスは双子の姉

・少年愛もある

・竪琴の名手

・もてるわりには恋が成就しない

エロスのイタズラでダフネに恋をするが非恋に終わる

・デルポイに神託所を開いて大繁盛

・時に恐ろしい復讐劇に出る

 

「狩りと純潔の女神」アルテミス

 

作者 フォンテーヌブロー派

作品名 「狩人のディアナ」

製作年 1550〜60年頃

所蔵 ルーヴル美術館、フランス、パリ

アルテミス

・名前

ギリシャ名=アルテミス

ローマ名=ディアナ

英語名=ダイアナ

・シンボル=黄金の弓矢、ミニスカート、鹿

・父=ゼウス、母=レト

・夫=なし

・愛人=オリオンアルペイオス

・子供=なし

・狩猟、繁殖、お産、自然を司る

・大の男嫌い

・弓矢の名手

・後にセレネと同一視されて、月の女神にもなった

・処女神

アポロンは双子の弟

・水浴が趣味

・背が高くスラッとしている

・水浴を覗き見したものは、八つ裂きにして殺される

・復習するときは容赦しない

アルテミスの矢に射られる=突然死

 

「鍛冶の神」ヘパイストス

 

作者 ベラスケス

作品名 「ウルカヌスの鍛冶場」

製作年 1630年

所蔵 プラド美術館、スペイン マドリード

 

mars
左から二人目がヘパイストスだよ。
ヘパイストス
・名前
ギリシャ名=ヘパイストス
ローマ名=ウルカヌス
英語名=ヴァルカン
・シンボル=やっとこ、かなづち等、鍛冶の道具
・父=なし、母=ヘラ
・妻=カベイロアテナ
・子供=エリクトニオスカベイロ
・火と鍛冶の神
・武具、家具、宝飾品、何でも作れる
・めちゃくちゃ腕のいい職人
・親切
アフロディテの夫
ヘラが一人で生んだが、醜くて足も不自由だったので、海に捨てられた
・妻の浮気現場を取り押さえたことがある
・海の女神、テティスに拾われて育てられる
アテナに憧れている

「愛と美の女神」アフロディテ

 

作者 ボッティチェリ

作品名 「ヴィーナスの誕生」

製作年 1485〜90年頃

所蔵 ウフィツィ美術館、イタリア、フィレンツェ

アフロディテ

・名前

ギリシャ名=アフロディテ

ローマ名=ウェヌス

英語名=ヴィーナス

・シンボル=エロスを伴う、ホタテ貝、鳩、バラ、黄金のリンゴ

・父=ウラノスの性器、母=なし

・夫=ヘパイストス

・愛人=アポロン以外の男神全員

・子供=多数

・愛、愛欲、美、多産を司る

・ものすごい美女

・浮気性

・恋多き女神

・美を愛するがゆえ、醜くいものが嫌い

アレスとの浮気現場を押さえられる

・めちゃくちゃ嫉妬深い

アポロン以外のオリンポスの神々全員と関係を持つ

・娼婦と関連付けされることもある

・大勢の子供の中にエロスがいる

ギリシャ名=エロス

ローマ名=クピト

英語名=キューピット

 

「酒と狂気の神」ディオニュソス

 

作者 カラヴァッジョ

作品名 「バッカス」

製作年 1597年後

所蔵 ウフィツィ美術館、イタリア、フィレンツェ

ディオニュソス

・名前

ギリシャ名=ディオニュソス

ローマ名=バックス

英語名=バッカス

・父=ゼウス、母=セメレ

・妻=アウラベロエアンペロスポリュムノス

・子供=トアスオイノピオンスタピュロスペパレトス

・酒、狂気、陶酔、ぶどうの栽培、演劇の神

ヘラに憎まれ、幼少期に呪いをかけられ狂わされる

ゼウスの雷光に焼かれて死んだ、母のセメレの胎内から取り出され、ゼウスの太ももに縫い込まれて、臨月を迎えてそこから生まれた

・人間を理性の呪縛から開放する

・狂気を秘める

・熱狂的な信者をもつ

ヘラの嫉妬により八つ裂きにされるが、ゼウスが復活させる

・起こるとすぐに八つ裂きにする

 

「伝令の神」ヘルメス

 

作者 ボッティチェリ

作品名 「春(プリマベーラ)」

製作年 1482年頃

所蔵 ウフィツィ美術館、イタリア、フィレンツェ

 

mars
1番左にいるのがヘルメスだよ
ヘルメス
・名前
ギリシャ名=ヘルメス
ローマ名=メルクリウス
英語名=マーキュリー
・シンボル=伝令杖ケーリュケイオン、旅人の帽子、翼のついたサンダル
・父=ゼウス、母=マイア
・妻=なし
・愛人=多数
・子供=枚神パン
・旅人、商人、詐欺、盗賊の守護神
・神様の言葉を伝える伝令係
・ゼウスに従えて神々の意思を伝え、死者を冥界に案内する
・狡猾ですばしっこい
・眠らせたり覚醒させたりできる「ケーリュケイオン」には、蛇が巻き付いている
・機智に富んだお調子者
・翼のついた帽子と靴で空を飛ぶことができる
・息子は半人半獣の枚神パン
・12神の中で一番若く見える
ディオニュソスと仲がいい
・生後まもなく、アポロンの牛を盗み出し大騒ぎになる
・神話の主人公にはならないが、いろいろなエピソードで活躍する

まとめ

どうでしたかみなさん?

 

神話にほんとに個性の強いキャラが多いですね。

 

神話のキャラや話がわかると、絵画を見るのがすごく楽しくなります。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

また別の記事でお会いしましょう。

 

mars
またね〜バイバイ
参考書籍



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