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「エコー」と「ナルキッソス」ギリシャ神話!英雄伝説の悲しい物語をわかりやすく解説!

「エコー」と「ナルキッソス」ギリシャ神話!英雄伝説の悲しい物語をわかりやすく解説!



mars
どうもこんにちは画家のマルスです。
今回は、神話の英雄伝説にある悲しいお話、エコーとナルキッソスのエピソードについて、解説していくよ。
英雄伝説の解説は、こっちの記事に書いてあるので気になる人は読んでみてね。⤵

ノース
ギリシャ神話の話の場面って、よく西洋絵画に描かれてるわよね?

mars
そうなんだよ、だから神話を知っていると西洋絵画を見るのが楽しくなるよ。
エコーとナルキッソスの物語も、西洋絵画の作品にあるから、そこにも注目して見て欲しいね。

 「エコー」と「ナルキッソス」のエピソード!

 最後の言葉しか言えなくなった「エコー」!

ニンフ(妖精)のエコーは、お喋りがすごく好きでした。
ある日、ゼウスの浮気を取り押さえようとしていたヘラの邪魔をしてしまいヘラの怒りに触れてしまったエコーは、話の最後を繰り返すことしかできなくされてしまいました。

ノース
お喋りが好きなのに可愛そうだわさ(ToT)
作者 カバネル
作品名 「エコー」
製作年 1874年
所蔵 メトロポリタン美術館、ニューヨーク

「ナルキッソス」に恋をする「エコー」!

そんなエコーがある若者に恋をしました。
その若者がナルキッソスで、ものすごく美少年でしたが、彼は思い上がった性格で誰にも心を開きませんでした。
作品名 「ナルキッソス」
製作年 62~79年
所蔵 イタリア、ボスコレアーレ、ポンペイの壁画
ある日、ナルキッソスは、森ではぐれた仲間を探そうと、森に呼びかけました。
その声をエコーが繰り返します。
声はするのに姿が見つからないので、ナルキッソスは「ここで会おうよ」と言うと、それを聞いたエコーは嬉しくなり、森からとび出てナルキッソスに抱きつきました。
しかしナルキッソスは非情にも、抱きつきにきたエコーをはねつけました。

ノース
ひどい(;o;)
エコーは、恥ずかしさから森に隠れて、やせ細り最後は木霊(やまびこ)となりました。

自分に恋をする「ナルキッソス」!

そんな傲慢なナルキッソスに復讐したいという人々の声が神の耳に届き、ナルキッソスは水面に写った自分の姿に恋をするという罰を受けました。
彼は水面に写った自分とキスをしようとしましたができず、叶わない恋に絶望してやつれて死にました。

mars
自分ことを好きな人のことを「ナルシスト」言うけど、その語源になったのが彼、「ナルキッソス」からなんだよ。
ナルキッソスは最後に「さようなら」と言い、エコーは、その最後の言葉も繰り返しました。
ナルキッソスの死体は、水仙の花に変わりました。
 
作者 カラヴァッジョ
作品名 「ナルキッソス」
製作年 1598~99年
所蔵 ローマ国立美術館、イタリア、ローマ
作者 ウォーターハウス
作品名 「エコーとナルキッソス」
製作年 1903年
所蔵 ウォーカーアートギャラリー、イギリス、リヴァプール

まとめ

mars
みなさんどうでしたか?
エコーとナルキッソスのエピソードは、悲しい恋のお話でしたね。

ノース
切なすぎだわさ(/Д`;

mars
そうだね、英雄伝説の物語には、勇ましいエピソードが多いんだけど、今回はみたいな切ないエピソードもあるんだよ。

ノース
悲しいけど面白かっただわさヽ(;▽;)ノ
神話の話がわかると、西洋絵画を見るのが楽しくなるので、みなさん読んでみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
でわまた別の記事でお会いしましょう。

mars
またね~バイバイ

ノース
ばいび〜
参考書籍



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