【北方ルネサンス】美術の特徴！画家や作品達を分かりやすく解説！
mars
どうもこんにちはマルスです。
みなさんイタリアで始まるルネサンス運動は知っていますよね。
北方ルネサンスとは、イタリアルネサンスから広がっていき、
イタリアルネサンスとは、違った独自の美術が生まれ、
それまでの絵画では、主に卵黄を固着剤として使う「テンペラ」
今回はそんな超細密な北方ルネサンスの時代背景や活躍した画家た
その前の時代の「ルネサンスの美術」を知りたい人は、この記事を読んでね。
この記事の目次
北方ルネサンス美術の画家達と作品！
【ロベルト・カンピンが開発！油彩技法】
北方ルネサンスの創始者と言われるのは、
フレマールにある作品群がカンピンが描いたのではないかと言われ
彼は北方ルネサンスの特徴の一つで、「日常的空間」
作者 ロベルト・カンピン
作品名 「受胎告知」
製作年 1427〜32年頃
所蔵 メトロポリタン美術館クロイスターズ分館 ニューヨーク
「日常的空間」とは上の絵を見てもらえると分かるように、
それまでは「非現実的」な神々しい画風がの「受胎告知」
また油彩技法を最初に使った人物でもあります。
【油彩画を確立！ヤン・ファン・エイク】
ファン・エイク兄弟は「グレーズ技法」を確立しました。
特に弟のヤン・ファン・
グレーズ技法とは、薄く溶いた絵の具を何層にも塗り重ね、
作者 ファン・エイク兄弟
作品名 「ヘントの祭壇画」
製作年 1432年
所蔵 聖バーフ大聖堂 ヘント(ベルギー)
兄のフーベルトの死後、
お互いがどの部分を描いたかは、分かっていません。
作者 ヤン・ファン・エイク
作品名 「アルノルフィーニ夫妻の肖像」
製作年 1434年
所蔵 ナショナル・ギャラリー ロンドン
上の絵は婚礼の場面、隅々まで細密に描がかれていすね。
後ろの凸面鏡にはイエスの受難を主題とする１０のメダイヨン（建築装飾）が描かれていて、夫妻の後ろ姿と立会人である公証人と画家本人が写っている。
【奇想天外なヒエロニムス・ボス】
ボスの生い立ちはあまり分かっていません。
ただ彼の作品は奇怪で幻想的な、
作者 ヒエロニムス・ボス
作品名「快楽の園」 1500〜05年頃 プラド美術館 マドリッド
上の作品には、
この絵が描かれた16世紀始めのヨーロッパでは、
ボスは真面目なカトリック教徒で、
上の絵はその中の一つで、他にも「七つの大罪」
作者 ヒエロニムス・ボス
作品名 「七つの大罪」
製作年 1505〜10年
所蔵 プラド美術館 マドリッド
中央にイエスが描かれ、その下には「神はすべてを見ている」
この絵は大食、怠惰、色欲、傲慢、憤怒、嫉妬、貪欲と言う、
この作品全体が瞳の形をしていて、
このような画風は「バベルの塔」などで知られる、
【神のごとき！アルブレヒト・デューラー】
ドイツルネサンスに代表されるデューラーは、
当時印刷技術の発展と重なり、
イタリアの「神のごとき」がミケランジェロならば、ドイツの「
デューラーは下の絵のような、
作者 アルブレヒト・デューラー
作品名 「1500年の自画像」
製作年 1500年
所蔵 アルテ・ピナコテーク ミュンヘン
画面左側には、自分の名前の頭文字をとった「AD」
この時代肖像画を描かれる事は珍しく、
作者 アルブレヒト・デューラー
作品名 「四人の使徒」
製作年 1526年
所蔵 アルテ・ピナコテーク ミュンヘン
当時、新約聖書の四人の使徒を「四体液説」
デューラーはその流行も作品に取り入れ、上の絵「四人の使徒」
左から、ヨハネ、元気で活発な「多血質」ペテロ、粘り強い「
【超リアル主義！マティアス・グリューネヴァルト】
グリューネヴァルトもドイツ・ルネサンスを代表する一人で、
本名は「マティス・ゴートハルト・ナイトハルト」とするものと「
彼の描く下の磔刑のイエスは、恐ろしくリアルでその姿は、
作者 マティアス・グリューネヴァルト
作品名 「キリストの磔刑」(イーゼンハイムの祭壇画)
製作年 1512〜16年頃
所蔵 ウンターリンデン美術館 コルマール
この上の絵は、
彼が再び発見され、
【オランダ絵画の先駆者！ブリューゲル一族】
ブリューゲル一族は150年続いたとされる画家一族。
特にピーテル・ブリューゲルは有名で、下の「バベルの塔」
作者 ピーテル・ブリューゲル
作品名 「バベルの塔」
製作年 1568年頃
所蔵 ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館 ロッテルダム
ピーテルの息子二人も画家をしており、長男は名前が同じなので、
(父)ピーテルは、農民の生活を題材にする事が多かったので「
そして弟のヤンは花の絵で広く知られ、
ちなみにヤンの二人の息子も画家になり、
ややこしいですね。
彼らが「風俗画、風景画、静物画」が特徴の、
作者 ピーテル・ブリューゲル(父)
作品名 「子どもの遊戯」
製作年 1560年頃
所蔵 美術史美術館 ウィーン
上の絵は、約260人の子供たちが遊んでおり、
彼はよく、
作者 ピーテル・ブリューゲル(父)
作品名 「イカロスの墜落のある風景」
製作年 1556〜58年頃
所蔵 ベルギー王立美術館 ブリュッセル
上の絵は、ギリシャ神話に登場するイカロスが、海に墜落する、
これは彼が風景に重点をおいたためだと言われています。
作者 ヤン・ブリューゲルとピーテル・パウル・ルーベンス
作品名 「花輪の聖母」
製作年 1616〜17年頃
所蔵 ルーヴル美術館 パリ
この上の絵は、ルーベンスが聖母子を描き、
彼は他の画家と共同制作をよく行っていました。
彼が描く色彩豊かな花の絵は、評判が良く「花のブリューゲル」
【まとめ】
みなさんどうでしたか？
北方特有の美術が開花したまさに「北方ルネサンス」でしたね。
油彩技法の誕生から細密な描写、徹底した写実主義、
では今回はこのへんで終わりたいと思います。
mars
またねー
参考資料
