エドガー・ドガ|印象派のバレエ画家|人生と絵画を解説
どうもこんにちは、画家のマルスです。
今回は踊り子を描き続けた、ドガの人生と絵画をわかりやすく解説していきたいと思います。
理由はわからないけど。(´・ω・`)
そうだね、単純にドガはバレエが好きだったんだ。
作者の人生や時代背景がわかると、絵画を見るのがさらに面白くなるよ。
印象派のことが詳しく知りたい人は、コチラの記事も読んでみてね。⤵︎ ︎
この記事の目次
【エドガー・ドガ】の人生早見表
1834年
7月19日、パリの銀行家の裕福な家の長男として生まれる。
1845年 11歳
名門リセ、ルイ・ル・グラン中学に通う。
1853年 19歳
パリ大学の法学部に登録。
1855年 21歳
エコール・デ・ボザールに入学する。
アカデミズムな画家のラモットに師事。
アングルと出会う。
1856年 22歳
約3年間イタリアに滞在する。
1862年 28歳
マネに出会う。
1865年 31歳
サロンに初出品する。
1868年 34歳
カフェ・ゲルボワに通う。
1870年 36歳
普仏戦争勃発。
砲兵隊に従軍する。
目の不具合に気づく。
1872年 38歳
アメリカのニューオリンズの親戚の家に滞在する。
1874年 40歳
第1回印象派展に出品。
以後第7回以外、全ての回に出品する。
父親が死去。
1892年 58歳
デュラン=リュエル画廊で、風景画の個展を開催。
1894年 60歳
ドレフュス支持派の友人たちと絶縁する。
1901年 67歳
視力低下が悪化する。
1912年 78歳
20年近く住んでいた家が取り壊され、これ以降、絵画制作をやめ
1917年 83歳
9月27日、脳出血のため死去。
【エドガー・ドガ】の人生
アングルとの出会い
裕福な銀行家の長男として生まれたドガ。
父親も芸術が好きで自然と画家の道に進むことになりました。
古典的な名画の価値を重んじるドガは、美術学校エコール・デ・ボ
革新的な画家たちから目の敵にされていた、巨匠アングルを崇拝し
似た者同士・親友のドガとマネ
ブルジョワ生まれ、保守的で弁が立つなど、共通点の多い二人は、
ある日、ドガがマネ夫妻の肖像画を描いて持ってきました。
しかしそれを見たマネは、ピアノを弾く夫人の肖像が気に入らなか
それを見たドガは怒り狂い、交換としてもらっていたマネが描いた
作者 ドガ
作品名 「エドゥアール・マネ夫妻」
製作年 1868~69年頃
所蔵 北九州市立美術館、北九州市
財政の悪化から生まれた【踊り子】の絵
1874年に父親が亡くなると、多額の借金があることが発覚しま
また弟の事業の負債も背負わなければならなくなったドガは、何と
そこで生まれたのが、後にドガの代名詞となる「踊り子」でした。
「踊り子」はすぐに成功をおさめ、大量に描かれました。
作者 ドガ
作品名 「舞台稽古」
製作年 1874年
所蔵 オルセー美術館、パリ
作者 ドガ
作品名 「ダンスの試験」
製作年 1874年
所蔵 メトロポリタン美術館、ニューヨーク
トガ曰く「私の描く女性はただの人間」
「入浴する女」シリーズでは、裸婦に「ポーズをとることから解放
作者 ドガ
作品名 「浴盤」
製作年 1886年
所蔵 ヒルステッド美術館、ファーミントン
晩年、視力低下に悩まされる
ドガは、36歳の時普仏戦争に従軍した時に、目に異常があること
その後視力は徐々に低下していき、67歳の頃にはほぼ失明状態と
作者 ドガ
作品名 「髪をすく女性」
製作年 1896年頃
所蔵 ナショナルギャラリー、ロンドン
また1894年に起きた、ドレフェス事件(ユダヤ系の軍人ドレフ
さらに長年住んでいた家の引越しを余儀なくされ、絵画制作を止め
ドガの傑作【作品集】
作品名 「エトワール」
製作年 1876~77年頃
所蔵 オルセー美術館、パリ
作品名 「オフィスでの肖像」
製作年 1873年
所蔵 ポー美術館、フランス
作品名 「カフェ・コンセールの歌手」
製作年 1878年
所蔵 フォッグ美術館、ケンブリッジ
作品名 「カフェにて(別名アプサント)」
製作年 1875~76年頃
所蔵 オルセー美術館、パリ
印象派の人達が結束して「印象派展」を組織したのは、古典的なテ
ドガは駆け出しの時に何度かサロンに入選しましたが、全く話題に
作品名 「アイロンをかける女たち」
製作年 1884~86年頃
所蔵 オルセー美術館、パリ
作品名 「フェルナルド・サーカスのララ嬢」
製作年 1879年
所蔵 ナショナルギャラリー、ロンドン
この2つの絵は、瞬間を完璧に捉えて描いているんだよ。
ドカは瞬間を完璧に描くために何度もデッサンを繰り返したんだ。
まとめ
どうでしたかみなさん?
今回は印象派の画家ドガの人生と絵画作品たちを、解説してみました。
ドガは頑固で派閥が多かったけど、周りに人が集まるような魅力と人懐っこい性格でしたね。
こうして画家のことや時代背景がわかると、絵画を見るのがいっそう面白くなるよね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。
またね~バイバイ。