「オリンポス十二神」とは?全員をかんたんに紹介!
この記事の目次
オリンポス12神のかんたんプロフィール!
「最高神」ゼウス
ギリシャ名=ゼウス
ローマ名=ユピテル
英語名=ジュピター
・シンボル=電雷、王笏(君主が持つ杖)、鷲
・父=クロノス、母=レア
・妻=ヘラ
・愛人=メティス、テミス、デメテル、イオ、レト、ダナエ、マイア、その他多数
・子供=アテナ、アポロン、アルテミス、ヘラクレス、ディオニュソス、その他多数
・全能の神
・「オリンポス12神」の主神
・ものすごい女好き
・怒りの鉄拳は雷
・くじ引きで天界の王になる
・恐妻家
・失敗したと思うと全てを破壊してやり直す癖あり
・父クロノスを倒しタルタロスに閉じ込める
「女神の最高神」ヘラ
ギリシャ名=ヘラ
ローマ名=ユノ
英語名=ジューノー
・シンボル=孔雀、カッコウ、王冠、牝牛
・父=クロノス、母=レア
・ゼウスの正妻
・愛人=なし
・子供=アレス、へべ、ヘパイストス、エリス
・結婚、貞淑(女性の操が固い)、出産を司る
・キツイ性格
・100の目がある怪物のアルゴスから目を取って、 孔雀の尾につけた
・すごく嫉妬深い
・執念深い
・自分の子供ヘパイストスを海に捨てた
・ゼウスの愛人には徹底的にいやがらせをする
「海の神」ポセイドン
ギリシャ名=ポセイドン
ローマ名=ネプトゥヌス
英語名=ネプチューン
・シンボル=三つ又の矛、イルカ、海洋生物いろいろ、馬
・父=クロノス、母=レア
・愛人=多数
・子供=テセウス、オリオン、ポリフェモス、その他多数
・知名度は高いのにあまり重要なエピソードなし
・ゼウスに負けないくらいの女好き
・洪水や干ばつ、地震を引き起こす
・怒らせると容赦なく大洪水
・よくイルカを従えている
・水回りが管轄
「豊穣の女神」デメテル
ギリシャ名=デメテル
ローマ名=ケレス
英語名=セリーズ
・シンボル=小麦、麦穂、ミント、キジバト
・父=クロノス、母=レア
・夫=なし
・愛人=ゼウス、ポセイドン
・子供=ペルセポネ
・娘がいない間は、やる気が出ないから、大地は実らない
・老婆に変身するのが得意
・普段は母性あふれる優しい性格だけど、怒らせるとものすごく怖い
「争いの神」アレス
ギリシャ名=アレス
ローマ名=マルス
英語名=マーズ
・シンボル=槍、武具
・父=ゼウス、母=ヘラ
・妻=なし
・愛人=アフロディテ、タナグラ、アエロべ
・子供=フォボス、ディモス、ハルモニア、エロス
・神の中で1番の美男子
・戦争を司る
・戦っても負けてばかり
・ギリシャ時代、1番の嫌われ者
・好きなもの=戦争、争い、ケンカ
・アテナとものすごく仲がいい
・アフロディテの浮気相手
・主役を張れるような逸話はない
・ローマの神様マルスと融合してからは、一躍人気者になる
「知性と戦いの女神」アテナ
作者 クリムト
作品名 「パラス・アテナ」
製作年 1898年
所蔵 ウィーン市立博物館、オーストラリア、ウィーン
・名前
ギリシャ名=アテナ
ローマ名=ミネルヴァ
英語名=ミナーヴァ
シンボル=武装してメデューサの首がついた盾を持つ、フクロウ、オリーブ
・父=ゼウス、母=メティス
・愛人=なし
・子供=エリクトニオス
・戦争、学芸、知恵、工芸、冶金、織物を司る
・戦いの女神だが、無分別は嫌い
・正義第一主義
・処女神
・争いの神アレスとめちゃくちゃ仲が悪い
・ゼウスの頭から完全武装した姿で生まれる
・パルテノン神殿はアテナを主に祀っている
・アテナイの支配をポセイドンと争ったときに、オリーブの樹を芽生えさせて勝ち取った
・復習するときは容赦しない
・一度だけ、ヘパイストスに足に精液をかけられて子供を生んだことがある
「弓と神託の神」アポロン
作者 レオカレス
作品名 「ベルヴェデーレのアポロン」
製作年 前330年頃
所蔵 バチカン美術館、イタリア、ローマ
・名前
ギリシャ名=アポロン
ローマ名=アポロ
英語名=アポロ
・シンボル=月桂樹の冠、竪琴、銀の弓矢
・父=ゼウス、母親=レト
・妻=なし
・愛人=コロニス、ダフネその他大勢
・子供=医神アスクレピオス、オルフェウス
・弓矢、音楽、予言、医術、芸術、光明
・後にヘリオスと同一視され太陽神になる
・ゼウスの次に信仰を集める人気者に
・凛々しく美しい
・理性的
・アルテミスは双子の姉
・少年愛もある
・竪琴の名手
・もてるわりには恋が成就しない
・エロスのイタズラでダフネに恋をするが非恋に終わる
・デルポイに神託所を開いて大繁盛
・時に恐ろしい復讐劇に出る
「狩りと純潔の女神」アルテミス
作者 フォンテーヌブロー派
作品名 「狩人のディアナ」
製作年 1550〜60年頃
所蔵 ルーヴル美術館、フランス、パリ
・名前
ギリシャ名=アルテミス
ローマ名=ディアナ
英語名=ダイアナ
・シンボル=黄金の弓矢、ミニスカート、鹿
・父=ゼウス、母=レト
・夫=なし
・愛人=オリオン、アルペイオス
・子供=なし
・狩猟、繁殖、お産、自然を司る
・大の男嫌い
・弓矢の名手
・後にセレネと同一視されて、月の女神にもなった
・処女神
・アポロンは双子の弟
・水浴が趣味
・背が高くスラッとしている
・水浴を覗き見したものは、八つ裂きにして殺される
・復習するときは容赦しない
・アルテミスの矢に射られる=突然死
「鍛冶の神」ヘパイストス
作者 ベラスケス
作品名 「ウルカヌスの鍛冶場」
製作年 1630年
所蔵 プラド美術館、スペイン マドリード
ギリシャ名=ヘパイストス
ローマ名=ウルカヌス
英語名=ヴァルカン
・シンボル=やっとこ、かなづち等、鍛冶の道具
・父=なし、母=ヘラ
・妻=カベイロ(アテナ)
・子供=エリクトニオス、カベイロ
・火と鍛冶の神
・武具、家具、宝飾品、何でも作れる
・めちゃくちゃ腕のいい職人
・親切
・アフロディテの夫
・ヘラが一人で生んだが、醜くて足も不自由だったので、海に捨てられた
・妻の浮気現場を取り押さえたことがある
・海の女神、テティスに拾われて育てられる
・アテナに憧れている
「愛と美の女神」アフロディテ
作者 ボッティチェリ
作品名 「ヴィーナスの誕生」
製作年 1485〜90年頃
所蔵 ウフィツィ美術館、イタリア、フィレンツェ
・名前
ギリシャ名=アフロディテ
ローマ名=ウェヌス
英語名=ヴィーナス
・シンボル=エロスを伴う、ホタテ貝、鳩、バラ、黄金のリンゴ
・父=ウラノスの性器、母=なし
・夫=ヘパイストス
・愛人=アポロン以外の男神全員
・子供=多数
・愛、愛欲、美、多産を司る
・ものすごい美女
・浮気性
・恋多き女神
・美を愛するがゆえ、醜くいものが嫌い
・アレスとの浮気現場を押さえられる
・めちゃくちゃ嫉妬深い
・アポロン以外のオリンポスの神々全員と関係を持つ
・娼婦と関連付けされることもある
・大勢の子供の中にエロスがいる
ギリシャ名=エロス
ローマ名=クピト
英語名=キューピット
「酒と狂気の神」ディオニュソス
作者 カラヴァッジョ
作品名 「バッカス」
製作年 1597年後
所蔵 ウフィツィ美術館、イタリア、フィレンツェ
・名前
ギリシャ名=ディオニュソス
ローマ名=バックス
英語名=バッカス
・父=ゼウス、母=セメレ
・妻=アウラ、ベロエ、アンペロス、ポリュムノス
・子供=トアス、オイノピオン、スタピュロス、ペパレトス
・酒、狂気、陶酔、ぶどうの栽培、演劇の神
・ヘラに憎まれ、幼少期に呪いをかけられ狂わされる
・ゼウスの雷光に焼かれて死んだ、母のセメレの胎内から取り出され、ゼウスの太ももに縫い込まれて、臨月を迎えてそこから生まれた
・人間を理性の呪縛から開放する
・狂気を秘める
・熱狂的な信者をもつ
・ヘラの嫉妬により八つ裂きにされるが、ゼウスが復活させる
・起こるとすぐに八つ裂きにする
「伝令の神」ヘルメス
作者 ボッティチェリ
作品名 「春(プリマベーラ)」
製作年 1482年頃
所蔵 ウフィツィ美術館、イタリア、フィレンツェ
ギリシャ名=ヘルメス
ローマ名=メルクリウス
英語名=マーキュリー
・シンボル=伝令杖ケーリュケイオン、旅人の帽子、翼のついたサンダル
・父=ゼウス、母=マイア
・妻=なし
・愛人=多数
・子供=枚神パン
・旅人、商人、詐欺、盗賊の守護神
・神様の言葉を伝える伝令係
・ゼウスに従えて神々の意思を伝え、死者を冥界に案内する
・狡猾ですばしっこい
・眠らせたり覚醒させたりできる「ケーリュケイオン」には、蛇が巻き付いている
・機智に富んだお調子者
・翼のついた帽子と靴で空を飛ぶことができる
・息子は半人半獣の枚神パン
・12神の中で一番若く見える
・ディオニュソスと仲がいい
・生後まもなく、アポロンの牛を盗み出し大騒ぎになる
・神話の主人公にはならないが、いろいろなエピソードで活躍する
まとめ
どうでしたかみなさん?
神話にほんとに個性の強いキャラが多いですね。
神話のキャラや話がわかると、絵画を見るのがすごく楽しくなります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。