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ジャポニズムとは?西洋美術に影響をあたえた日本の神秘

ジャポニズムとは?西洋美術に影響をあたえた日本の神秘



mars
みなさんこんにちは、画家のマルスです。
今回は西洋美術史に、多大な影響を与えた「ジャポニズム」をわかりやすく解説していきたいと思います。

ノース
どうして日本の美術が、西欧に好まれたのかすごく興味深いだわさ。(≧∇≦)

mars
そうだね、最初に日本美術の影響を受けたのが、印象派の画家たちなんだよ。

ノース
印象派の画家は、新しい物好きが多いからね。

mars

絵画の歴史や画家の人生がわかると、作品を見るのがより楽しくなるよ。

印象派のことが知りたい人は、こちらの記事を読んでみてね。⤵︎ ︎

日本美術が多大な影響を与えたきっかけ

明治維新の前年の1867年に開かれたパリの第2回万国博覧会で、西欧に日本美術が紹介されました。

すると新しい絵画を目指す若い印象派の画家たちは、日本美術に魅了され、多大な影響を受けました。

そしてその後の西欧絵画の方向性にも、大きな影響を与えることになります。

画家たちそれぞれのジャポニズム作品を紹介

エドゥアール・マネ

 

マネは熱心な日本美術の愛好家でした。

下の絵のゾラの肖像が描かれたマネのアトリエでは、力士の錦絵や屏風が置かれていたことが分かります。

 

作者 マネ
作品名 「エミール・ゾラの肖像」
製作年 1868年
所蔵 オルセー美術館、パリ

 

mars
マネのベタっとした塗り方は、日本の版画の影響を受けたと言われているんだよ。

ノース
そう言われれば版画っぽいだわさ。ʕ•͡ɛ•͡ʼʼʔ

クロード・モネ

 

モネの日本趣味は生涯にわたって続きました。

晩年には自慢の庭に太鼓橋を架けて、それを何度も描いています。

 

モネはアメリカは大嫌いだったけど、日本のことは大好きだったんだよ。

mars
モネはアメリカは大嫌いだったけど、日本のことは大好きだったんだよ。

ノース
なんか日本人として嬉しいだわさ。ヾ(๑´ꇴ`๑)ノ

 

作者 モネ
作品名 「睡蓮の池と日本橋」
製作年 1899年
所蔵 プリンストン大学美術館、プリンストン

作者 モネ
作品名 「ラ・ジャポネーズ」
製作年 1876年
所蔵 ボストン美術館、ボストン

 

mars
「ラ・ジャポネーズ」は知っている人が多いんじゃないかな?ジャポニズムの影響をもっとも受けた作品で有名なんだよ。

ノース
あたいも見たことあるだわさ。(・∀・)

エドガー・ドガ

 

日本の浮世絵によく見られる「意外な切り取り」や「思いがけない構図」は、新しい視覚を追求していたドガに多大な影響を与えました。

 

ドガの構図は、浮世絵を徹底的に研究して自分のものとして吸収したんだよ。

mars
ドガの構図は、浮世絵を徹底的に研究して自分のものとして吸収したんだよ。

ノース
ドガはすごく研究熱心な人だったのね。(゚O゚)

 

作者 ドガ
作品名 「女と菊の花」
製作年 1865年
所蔵 メトロポリタン美術館、ニューヨーク

 

ピエール=オーギュスト・ルノワール

 

ルノワールは他の画家たちほど、日本美術に熱中しませんでした。

この当時ジャポニズムがブームになっていたので、サービス精神から、ジャポニズムの要素を小道具として採り入れていました。

 

作者 ルノワール
作品名 「団扇を持つ少女」
製作年 1880年
所蔵 クラーク美術館、ウィリアムズタウン

mars
日本美術にあまり興味を示さなかったルノワールでもサービスで採り入れるほど、ジャポニズムは大流行していたんだね。

ノース
日本美術すごいだわさ。( ˊᵕˋ*)

 

フィンセント・ファン・ゴッホ

 

素直なゴッホは、浮世絵から受けた感動をそのまま油絵で何度も模写しています。

浮世絵の大胆で明るい色彩は、ゴッホに多大な影響を与えました。

 

作者 ゴッホ
作品名 「亀戸の梅(歌川広重による)」
製作年 1887年
所蔵 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム

mars

この絵は、ゴッホが歌川広重の「亀戸梅屋舗」を漢字でアレンジして描いたものなんだ。

ちなみにゴッホは、漢字の意味は分かっていなかったんだよ。

ノース

下の絵が歌川広重の絵ね、そっくりだわさ。

ほんとにゴッホは、浮世絵を素直に採り入れていたのが分かるだわさ。(≧▽≦)

 

作者 歌川広重
作品名 「亀戸梅屋舗」
製作年 1857年
所蔵 東京国立博物館、東京

 

まとめ

mars

どうでしたかみなさん。

今回の記事で日本美術の凄さがわかったよね。

ノース
これだけのすごい画家たちに影響を与えたジャポニズムは、凄すぎるだわさ。( ๑˃̶ ॣꇴ ॣ˂̶)

mars
こうして美術の歴史や画家たちのことがわかると、絵画を見るのが一段と面白くなるよね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。
またね~バイバイ。

ノース
ばいなら。
参考書籍



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