みなさんはアクリル絵の具をどのように選んでいますか?
初心者の方には「 アクリル絵の具の種類が多過ぎてどれを選べばいいのかわからない 」と言う方もいるのではないでしょうか?
アクリル絵の具はメーカーによって出している商品の種類や特徴が 違うんですよね。
そんな方に10年程の経験と知識で身につけた僕なりのアクリル絵 の具の選び方を紹介していこうと思います。
この記事の目次
今回紹介するメーカーはこの4つ
【アムステルダム】
【リキテックス】
【ターナー】
【ホルベイン】
【リキテックス】
【ターナー】
【ホルベイン】
たぶんこの4つが国内で販売されている代表的なメーカーだと思い ます。
株式会社ターレンスジャパン【アムステルダム】
アムステルダムの特徴はなんと言っても大容量で低価格、 色数も大容量にしては多いところですね。
僕は大作など大きい作品を描きたい時などに使っています。
アムステルダムのアクリリックシリーズは以下の3種類!
【アクリリックカラースタンダード】全90色
透明で乾くと艶あり。
他のメーカーには無い1000mlサイズなどがあり、 コスパが良いので大作など大きな作品を描きたい時などにおすすめ です。
【アクリリックカラーエキスパート】全70色
スタンダードよりも上質の絵の具です。
上質な割には値段はリーズナブルですね。
【アクリリックガッシュ】全80色
ガッシュとは不透明で乾くと艶無の物。
厚く塗りすぎるとひび割れするので注意。
バニーコルアート株式会社【リキテックス】
リキテックスの特徴はメディウムやモデリングペーストの種類が多 いところと、 他のメーカーには無い高品質で高級なアクリル絵の具を扱っている ところです。
リキテックスシリーズは以下の6種類!
【リキテックスプライム】80色
今回紹介する絵の具の中で1番値段が高いです。
特徴はなんと言っても透明度と発色の良さですね。
乾いた後も色の変化がないので凄く描きやすいです。
プロの画家の人も愛用している方が多いですね。
僕もたまに使うのですが値段が高いので力作を描きたい時だけ使っ たり透明度が高い物だけプライムを使ったりしています。
mars
貧乏くさいですかね?
凄くおすすめしたいシリーズですね。
【リキテックスレギュラータイプ】全118色
レギュラータイプは絵の具が固いので油絵の具のようなタッチを付 けたりナイフなどで盛り上げて描いたりできます。
水で薄めると水彩画のような使い方もできるのでおすすめです。
僕が1番使っている絵の具がこのレギュラータイプですね。
【リキテックスソフトタイプ】全112色
粘度が低くサラッとしているので水なしでそのまま描けるので発色 が良いのが特徴ですね。
どうしても水で薄めると発色が薄くなってしまいますがソフトタイ プだと水で薄めないので発色も良くムラにもなりにくいですね。
ただ盛り上げには向かないです。
【ガッシュアクリリックプラス】全50色
他のメーカーには無い水を加えずに使えるガッシュタイプの絵の具 。
特徴は堅牢性を持っているのでひび割れしにくく強い。
【リキテックスリキッド】全30色
最初から水で溶いたような状態です。
抽象画やコミック、エアブラシなどの技法にも使えます。
【マーカー・スプレータイプ】どちらも全50色
リキテックス絵の具と併用で使えます。
ターナー色彩株式会社【ターナー】
ターナーの最大の特徴はなんと言ってもアクリルガッシュの色数の 多いところですね。
僕もガッシュを使いたい時はターナーアクリルガッシュを使ってい ます。
ターナーシリーズは以下の3種類!
【ターナーアクリルガッシュ】全221色
ガッシュタイプを使うのならコレがおすすめです。
とにかく色数が多いので色選びが楽しいですね。
【ターナーゴールデンアクリリックス】全89色
透明色のアクリル絵の具です。
【ターナーゴールデンオープンアクリリックス】全40色
乾燥が遅いのでぼかしやグラデーションを描きたい時などに良いで す。
油絵のような技法を使ったりするのにも適しています。
ホルベイン工業株式会社【ホルベイン】
ホルベインの特徴は透明色のアクリル絵の具に、 固い物と柔らかい物が選べるところです。
ジェッソの種類が他のメーカーよりも多いところも特徴ですね。
ジェッソはホルベインを使うと言う方が多いです。
僕もジェッソはホルベインですね。
アクリリックカラーは以下の4種類!
【アクリリックカラーヘビーボディー】全113色
絵の具が固いので盛り上げたり、 油絵のような厚塗りをしたい方などにおすすめです。
【アクリリックカラーフルイド】全60色
フルイドは粘度が低く色の濃度が濃いので重ね塗りをしなくても発 色が良いです。
絵の具が柔らかいので筆の走りも良く、気持ちいいですね。
【アクリリックインク】全49色
液状なのでエアブラシやつけペン、抽象画などに便利です。
【アクリリックカラーイリデッセンス】全10色
他メーカーには無い見る角度によって色が変わる、 凄く変わった絵の具。
面白い表現ができそうですね。
6色のクロマシャインは不透明で下地の色の影響を受けにくい。
4色のクロマパール色は透明性が高いので下地の色を活かしながら 、キラキラとした強い光を出せます。
[まとめ]
どうでしたか?
一言にアクリル絵の具と言ってもメーカーにより、 色数や効果の違いがいっぱいある事がわかりましたね。
この中から僕なりに簡単な選び方をまとめたいと思います。
【安く始めたい初心者の方や、 大作を描きたいと言う方におすすめアムステルダムアクリリックカ ラースタンダード!】
【もう一歩上の上質な絵を描きたい!と言う場合におすすめ! リキテックスプライムシリーズ!】
【普段使いにリキテックスレギュラータイプ!】
【不透明、艶無しにしたいなら、 迷わずターナーアクリルガッシュ!】
【エアブラシ、つけペン、抽象画には、 ホルベインアクリリックインクがおすすめです。】
【キラキラした色や見る角度によって変わる、玉虫色など、 個性を出したい時は、 ホルベインアクリリックカラーイリデッセンス。 スプレーやマーカーなど使いたい場合はリキテックスのマーカー、 スプレーなどもおすすめです。】
絵の具の選び方や使い方に正解はないので色々試して自分に合った 物を探してみてください。
この記事が何かの役に立てれば嬉しいです。
ではまたお会いしましょう。
mars
またねー!