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マザッチョ/遠近法を生み出したルネサンスの巨匠
どうもこんにちは画家のまるすです。
今回はあの若き天才画家『マザッチョ』の生涯と人柄と作品を解説するね。
画家の性格や人生のエピソードを知ると絵画を見るのが楽しくなるから嬉しいだわさ (*¨̮*)
聖書の場面を題材にしている絵画が多いから、聖書の話も知っておくと更に楽しいよ。
〖マザッチョ〗
初期ルネサンス/1401年~1428年
だらしない性格だけどみんなに愛された『マザッチョ』
マザッチョは絵画以外には何にも興味を持たない、絵画バカでした
お金を貸しても直ぐに忘れるほど絵画にのめり込んでいたみたいだよ。
無頓着すぎるだわさ( ノ ̫<。 )だから初期ルネサンス様式を打ち出せたのね(´>Д<`)
自分の見なりなど一向に気にしなかったので、あまりの汚さからマ
ただし、人柄が物凄く良いことから、周囲の人々からは好かれてい
絵画バカ〖肉体描写〗と〖遠近法〗を生み出す
絵画バカのマザッチョは絵画のこととなると目の色を変えました。
彫刻家や建築家から貪欲に学び、ついに新しい技法、肉体描写と遠
彼は筋肉が持つ写実的肉体描写に人間らしい仕草を加えて、自然な
また、一点透視遠近法を確立し、奥行と広がりのある絵画の空間を
27歳という若さで亡くなる
人柄もよく絵画でも天才的な才能があった彼は、将来を嘱望されて
しかしローマへ赴いた際にペストにかかり27歳という若さで急死
まだまだこれからだったのに残念すぎるだわさ :(˘•̥ㅁ•̥˘ ):
彼が残したブランカッチ礼拝堂壁画はその後のルネサンス画家たち
マザッチョの作品たち
作品名 「聖三位一体」
製作年 1427年頃
所蔵 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 フィレンツェ/イタリア
これは一点透視遠近法で描かれた最初の作品なんだよ。
平面な絵画作品に3次元空間を描き出した絵画史においても重要な作品だね。
鑑賞者が見上げた時にアーチ型の天井が立体的に見えるような遠近法が使われているんだ。
だから壁に窪みがあり、その中にキリスト像が収められているんだよ。
めちゃ計算されているのね、スゴすぎるだわさ Σ(◉౪◉ )
じつはこのフレスコ画が発見されたのは1861年のとこなんだよ。
それまでヴァザーリの板絵に覆い隠されて忘れ去られていたんだ。
400年以上もっ!!Σ(•ω• ノ)ノなんか神秘的だわさ
作品名 「貢ぐの銭」
製作年 1420年代
所蔵 ブランカッチ礼拝堂 フィレンツェ/イタリア
この作品は、『マタイによる福音所』に書かれたペトロのエピソードを題材とする壁画作品なんだよ。
これはキリストの頭部に消失点を置いた一点透視遠近法と、手前の人々に暖色を使い、背後の山々には青い寒色を使った空気遠近法を使った作品だね。
それまでになかった奥行空間を生み出しているんだよ。
それまでになかったものを生み出しているのがスゴすぎるだわさ (*ºωº)
作品名 「聖アンナと聖母子」
製作年 1424年頃
所蔵 ウフィツィ美術館 フィレンツェ/イタリア
作品名 「楽園追放」
製作年 1426年~1427年
所蔵 ブランカッチ礼拝堂 フィレンツェ/イタリア
まとめ:それまでになかった〖肉体描写〗や〖遠近法〗という 技法を生み出した、だらしなくともみんなから愛された画家バカ
どうでしたかみなさん?
ほんと絵画バカという言葉がピッタリくる天才画家でしたね。
なんか憎めないだわさ (#´ᗜ`#)
こうして画家のことがわかると絵画鑑賞が楽しくなりますね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。
またね~バイバイ。
ばいなら 乁(σ_σ)
参考文献