【現代美術】とは?どんなアーティストがいたの? 有名画家や作品をわかりやすく解説!
mars
どうもこんにちはマルスです。
今回は20世紀以降の美術には、 どのようなアーティストがいたのか、 その時代背景や考え方を分かりやすく簡単に説明していきたいと思 います。
まず現代美術を一言でたとえるなら「多様性」 がふさわしいのではないでしょうか?
この前の時代の美術が知りたい人は、この記事を読んでね。
この記事の目次
【野獣派!フォーヴィスム】
1905年にパリで開かれたサロン・ ドートンヌに展示された多くの作品が、 強烈な色彩と大胆な筆使い、単純で激しい形態でした。
それを見た批評家ルイ・ヴァークセルが「あたかも野獣( フォーヴ)の檻の中にいるようだ」と批判したことから、 彼らのような画家たちを「フォーヴィスム」 と呼ぶようになります。
彼らの多くが象徴主義の画家、モローの教えを受けており、 伝統的な形式や色彩配置には従わない、 自由で勢いのある画風です。
このような運動の中心人物となったのが、マティスやアンドレ・ ドラン、ルオーたちです。
フォーヴィスムの画家たち!
アンリ・マティス
作者 アンリ・マティス
作品名 「ダンスⅡ」
製作年 1909〜10年
所蔵 エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク
上の絵は、人体の形が本来とは異なり、色も不自然ですが、 彼は3つの色にこだわり、人物には曲線を描いてリズムを創り、 まるで踊っているかのような「躍動感」を創り出しています。
上の絵のような不自然な人体の形や色の使われ方は今までにありませんでした。
ジョルジュ・ルオー
作者 ジョルジュ・ルオー
作品名 「聖顔(キリストの顔)」
製作年 1933年
所蔵 ポンピドゥー・センター、パリ
上の絵は、 キリストの顔をぬぐおうと聖女ヴェロニカが差し出した布に、 キリストが写ったとされる奇跡を、描いた作品。
このような画風の宗教画は、いままでにはありえませんでした。
【キュビスム】とは?
その後に生まれた「キュビスム」は、 ピカソやブラックが先駆けでルネサンスの今までの空間のあり方の 常識を覆した。
周囲の空間ごと切り子のように解体して、立方体(キューブ)を積み重ねたように見えることから、「キュビズム」と呼ばれるようになりました。
「キュビズム」を発明したのは「ピカソ」ですが、それを模索したのは「ブラック」でした。
「キュビズム」の画家たちや作品!
キュビズムの先駆者!ピカソ
作者 パブロ・ピカソ
作品名 「ゲルニカ」
製作年 1937年
所蔵 ソフィア王妃芸術センター、マドリッド
1937年4月、ナチスドイツ軍がスペインの街「ゲルニカ」を爆撃しました。
ピカソはその爆撃に対しての怒りを表現するためにこの作品を制作しました。
キュビズムを模索!ジョルジュ・ブラック
作者 ジョルジュ・ブラック
作品名 「ハーブとヴァイオリンのある静物」
製作年 1911年
所蔵 デュッセルドルフ美術館、ドイツ
この絵は、モチーフとしての楽曲を、その周囲の空間ごと立法構造に還元した作品です。
彼は、あらゆる対象物を立法の集合体ととらえました。
キュビズムの影響を受けた!未来派!
キュビズムの影響を受けながら、イタリアの若い画家を中心に、それまでの文化を否定して新しい要素である「速度、運動、機械、光」を肯定的に表現したのが「未来派」です。
未来派!ウンベルト・ボッチョーニ
作者 ウンベルト・ボッチョーニ
作品名 「弾性」
製作年 1912年
所蔵 20世紀美術館、ミラノ
まとめ
この時代は自由で多様性に翔んだ美術が発展して行く序章的な時代 でしたね。
この後の美術は今に通じるまさに様々なアートが誕生していきます 。
その話はまた別の記事で
mars
じゃあ、またねー
参考資料