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遠近法にとりつかれた画家【パオロ・ウッチェロ】
どうもこんにちは、画家のまるすです。
今回は遠近法にとりつかれ探求し続けた画家、パオロ・ウッチェロの生涯を解説していくよ。
毎回個性的な画家ばかりなので面白いだわ (´>Д<`)
画家のことがわかるとその作品を見るのが楽しくなるよね。
〖パオロ・ウッチェロ〗
初期ルネサンス/1397年~1475年
遠近法の魅力にとりつかれる
遠近法とは、絵画に立体感をもたせる「線遠近法」と「透視図法」
平行線を用いて視覚的に遠近感を表現する手法です。
この遠近法の魅力にとりつかれたウッチェロは、狂信的と言えるま
彫刻家ギベルティの工房で修行していた彼は、いつしか絵画にも三
そこで当時の新しい画法の遠近法に目をつけ、その研究に没頭しま
すると彼は家に籠りっきりとなり、遠近法にとりつかれたように研
妻が心配して早く寝るように促した時には「遠近法がかわいくて」
完全に遠近法に惚れてもうてるやん ꉂꉂ(´>Д<`)
人気画家になるものの時流に合わなかった
彼の以上なまでの研究でついにその努力が結実し、色鮮やかで幻想
ところが当時の人気画家になったものの、皮肉なことに遠近法を重
せっかくすごい作品なのに残念すぎるだわさ ( ˘•ω•˘ )
そうだね、ウッチェロの作品が改めて評価されるのは20世紀に入ってからなんだよ。
ほんと可哀想だよね。
パオロ・ウッチェロの作品たち
作品名 「サン・ロマーノの戦い」
製作年 1436年~1440年
所蔵 ウフィツィ美術館 フィレンツェ/イタリア
この作品は、1432年にフィレンツェとシエナとの間で起こったサン・ロマーノの戦いを描いた作品だよ。
ウッチェロが生涯をかけて探求した遠近法をふんだんに使った作品なんだけど、遠近法にこだわりすぎて動きに躍動感がなく奥行も感じられない平板な印象になってしまったんだね。
ウッチェロは絵画としての統一感よりも遠近法を重視したんだね。
ほんと遠近法にとりつかれてるだわさ (-ω-;)
作品名 「聖ゲオルギウスと竜」
製作年 1470年
所蔵 ナショナル・ギャラリー ロンドン/イギリス
この作品は、聖ゲオルギウスが竜を退治する場面を描いたものだね。
戦闘シーンを描いたものなんだけど、全体的な迫力よりもどこかほのぼのしているところがウッチェロらしい作品だよね。
左の女性はなんなんだわさ •́ω•̀)?
女性は都市の象徴で、異教に染まる都市を救い出すというキリスト教布教の意図が隠されているんだよ。
作品名 「サー・ジョン・ホークの葬祭の記念碑」
製作年 1436年
所蔵 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 フィレンツェ/イタリア
これは、ジョン・ホークウッドを記念してフィレンツェ大聖堂のために注文されて描いた作品だよ。
作品名 「大洪水と終息」
製作年 1447年
所蔵 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 フィレンツェ/イタリア
この作品は、旧約聖書に記された「神による世界のリセット」の物語を描いたものだよ。
大洪水とノアの方舟で有名なあの話だわさね (⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)
作品名 「森の中の狩人」
製作年 1470年頃
所蔵 アシュモレアン博物館 オックスフォード/イギリス
これは、ウッチェロの最後の作品で、遠近法を駆使して描かれた狩りをしている風景だね。
まとめ:遠近法にとりつかれ、その探求に生涯を捧げた画家
どうでしたか?みなさん。
遠近法の探求に没頭した画家でしたね。
完全に遠近法に惚れ込んじゃったんだね ⎛;c*•ヮ•⎞でも認められなかったのは残念だわさ
絵画作品には聖書の話を題材にしたものが多いから、聖書の話を知っておくと更に楽しいよ。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。
またね~バイバイ。
ばいなら (๑•᎑•๑)ノ
参考文献