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神話「アルテミス」のおもしろエピソードと人物像を初心者向けにわかりやすく解説!

神話「アルテミス」のおもしろエピソードと人物像を初心者向けにわかりやすく解説!



mars
どうもこんにちは、画家のマルスです。
今回は、アルテミスについてわかりやすく解説していきたいと思います。
神話がわかると西洋絵画や漫画、ゲーム、アニメなどを見るのがいっそうおもしろくなりますよ。
結構ギリシャ神話のキャラクターが登場しているジャンルは多いですからね。

「アルテミス」のかんたんプロフィール!

アルテミス
・名前の読み
ギリシャ名=アルテミス
ローマ名=ディアナ
英語名=ダイアナ
・シンボル=黄金の弓矢、ミニスカート、鹿
・狩猟、繁殖、お産、自然を司る
・後にセレネと同一視されて月の女神にもなった
・弓矢の名手
・大の男嫌い
・処女神
アポロンは双子の弟
・水浴が趣味
・水浴を覗き見したものは八つ裂きにして殺される
・背が高くスラッとしている
・復讐するときは容赦しない
アルテミスの矢に射られる=突然死
作者 フォンテーヌブロー派
作品名 「狩人のディアナ」
製作年 1550~60年頃
所蔵 ルーヴル美術館、フランス、パリ

狩人と水浴びが趣味の「アルテミス」!

アルテミスは弟のアポロンと同様に弓矢の達人でした。
大の男嫌いだった彼女は、ニンフ(妖精)をお供に狩人の合間に、静かな森の中の湖で水浴びをするのが日課でした。

mars
アルテミスは潔癖だったようですね。
作者 ブーシェ
作品名 「ディアナの水浴」
製作年 1742年
所蔵 ルーヴル美術館、フランス、パリ
作者 ドメニキーノ
作品名 「ディアナの狩り」
製作年 1616~17年
所蔵 ボルゲーゼ美術館、イタリア、ローマ

mars
中央左上で両腕を上げているのがアルテミスです。

「アルテミス」の裸を見て悲惨な目にあう「アクタイオン」!

ある日、猟師のアクタイオンは仲間たちと自分の猟犬数匹を連れて狩りをしていましたが、十分な成果があったので中断しました。
アクタイオンはフラフラとさまよい込んだ森の洞窟で、水浴びをするアルテミスの裸体を偶然見てしまいます。
アクタイオンは何一つ悪気はありませんでしてが、激怒したアルテミスに鹿の姿に変えられてしまいました。
鹿になったアクタイオンは、自分の飼い犬に噛みつかれ、引き裂かれて息絶えてしまいました。

mars
何も悪くないのに悲惨ですよね(•́ε•̀٥)
作者 ルーカス・クラーナハ(子)
   ※父親も同名の画家のため(子)を表記
作品名 「ディアナとアクタイオン」
製作年 1550年頃
所蔵 トリエステ国立古典絵画館、イタリア、トリエステ

mars
左の猟犬に噛みつかれている鹿がアクタイオンで、そのアクタイオンに水をかけて鹿に変えているのがアルテミスですね。

悲惨!家族全員皆殺しにされた「ニオベ」!

ゼウスの息子のタンタロスを父親にもつ、テーバイの王妃ニオベは息子7人、娘7人が自慢でした。
レトとその子供たちであるアポロンとアルテミスの祭礼の時に、ニオベは「なぜ自分より子供の数が少ないレトなどを祀るのだ」と思い上がった発言をしてしまいます。
その話を聞いたレトが、アポロンアルテミスに伝えると、アポロンアルテミスは激怒し、即座にニオベのところに行き、命乞いも聞き入れず子供たち14人全員を殺しました。

mars
行動力ハンパないですね(;-ω-)
夫も自殺してしまい、ニオベは悲しみのあまり石になってしまいました。

mars
大理石になった今でも涙を流していると言われているよ。
作者 ブルーマールト
作品名 「ニオベの子供たちの死」
製作年 1591年
所蔵 コペンハーゲン国立美術館、デンマーク、コペンハーゲン

大の男嫌いの「アルテミス」が「オリオン」に恋をする!

アルテミスが恋をした相手が、海の神ポセイドンの息子オリオンです。
オリオンは巨人で美男子だったため、なかなかのプレイボーイでした。
そして狩りが趣味と同じ共通点があり、しかもオリオンは狩りの達人だったので、普段は男に興味を示さなかったアルテミスも彼に夢中になりました
その様子を見ていてびっくりした弟のアポロンは、中を引き裂いてやろうと、アルテミスにある提案をしました。

mars
アポロン意地が悪すぎでしょ             (   `ω´   )
水中をウォーキングをしていたオリオンは遠くで水中から頭だけ出ていて、そのオリオンの頭を指差し、アポロンアルテミスに「あの遠くの浮島に矢を命中させられるか?」と言うと、その言葉に乗ったアルテミスは浮島に見えるオリオンの頭を矢で射抜いてしまいます

mars
最悪ですね(°{}°//)ガーン
やっとできた恋人を死なせてしまったアルテミスは、嘆き悲しみ、自分の失策を悔やんでオリオンを空に昇らせ星座に加えました。

まとめ

みなさんどうでしたか?
アルテミスは残虐で容赦しない性格ですが、一人の男性だけを愛する健気なところもあり何か憎めないですね。
こうして神話のキャラクターやストーリーがわかると、西洋絵画の見方も変わっておもしろいですよ。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
ではまた別の記事でお会いしましょう。

mars
またね~バイバイ
参考書籍



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