おすすめ記事
「ヘパイストス」神話のキャラクターを紹介!特徴やおもしろいエピソードをわかりやすく解説!

「ヘパイストス」神話のキャラクターを紹介!特徴やおもしろいエピソードをわかりやすく解説!



mars
どうもこんにちは、画家のマルスです。
今回は、ギリシャ神話に登場する、ヘパイストスについてわかりやすく解説していきたいと思います。
ギリシャ神話に登場するキャラクターや、神話がわかると西洋絵画を見るのが楽しくなりますよ。
結構神話のキャラは、漫画やゲームなど様々なものに登場するのでおもしろいですよ。

「ヘパイストス」の簡単プロフィール!

ヘパイストス
・名前
ギリシャ名=ヘパイストス
ローマ名=ウルカヌス
英語名=ヴァルカン
・シンボル=やっとこ、かなづち等、鍛冶の道具
・火と鍛冶の神
・武器、家具、宝飾品などなんでも作れる、めちゃくちゃ腕のいい職人
・親切
ヘラが1人で産んだが、醜くて、足が不自由だったので捨てられた
アフロディテの夫
・妻の浮気現場を取り押さえたこともある
・バルカン半島の語源
アテナに憧れている
・海の神テティスに拾われて、育てられた
作者 ベラスケス
作品名 「ウルカヌスの鍛冶場」
製作年 1630年
所蔵 プラド美術館、スペイン、マドリード
中央左がヘパイストスになります。

「ヘパイストス」の椅子事件!

ゼウスの正妻ヘラは、結婚を司る女神だったため、ゼウスの何度もくりかえす、浮気を決して許せない性分でした。
何人もの浮気相手に子供を産ませていたゼウスに対抗して、ヘラは1人でヘパイストスを産みましたが、醜くて、足も不自由だったため、ヘパイストスを海に捨ててしまいました。
その捨てられたヘパイストスを、海の老人ネレウスの娘、テティスがが拾って育てました。
大人になり、凄腕の職人になったヘパイストスは椅子にほどこしていました。、ある時実母のヘラに椅子を送りました。
その椅子にヘラが座ったとたんに、ヘラは身動きが取れなくなりました。

mars
ヘパイストスが身動きが取れないようになるように、椅子に仕掛けをしていたんだね。( °◊° )
ヘラに呼び出されたヘパイストスは、「神々の前で自分を息子だと認めなければ拘束をとかない」とヘラに言いました。
ヘラは自分の息子だと認めはしたものの、ヘパイストスヘラの言い方が気に入らないと、アフロディテと結婚させろと条件を増やしました。
そしてヘラの一言であっさりと、アフロディテと結婚することになりました。
その他の、ヘラのおもしろエピソードはこちらの記事を読んでね。⤵

妻の「アフロディテ」の浮気現場を取り押さえる「ヘパイストス」!

ヘラに無理やり、ヘパイストスと結婚させられたアフロディテは、ヘパイストスのことが好きではなく、夫婦仲は上手くいっていませんでした。
アフロディテのエピソードが知りたい人は、こちらの記事を読んでね。⤵
そのうちアフロディテは、争いの神アレスと不倫の関係をもつようになります。
その様子を、太陽神ヘリオスが目撃して、ヘパイストスに知らせました。
激怒したヘパイストスは、見えない魔法の網を作って、2人の浮気現場を取り押さえることにしました。
そしてヘパイストスは、家を開けると必ずアレスを家に呼び入れるだろうと思い、「何日か仕事で戻らない」と、アフロディテに嘘を言って家を出ます。
アフロディテとアレスは、まんまと罠にかかり、ベッドの上で身動きが取れない姿で、ヘパイストスの網に捕まり、その姿を他の神々の前にさらしました。
作者 ティントレット
作品名 「ウルカヌスに情事を発見されたヴィーナスとマルス」
製作年 1552年頃
所蔵 アルテ・ピナコテーク、ドイツ、ミュンヘン
右端の隠れて頭だけ出ているのが、アレスになります。
その後、ヘパイストスポセイドンのとりなしでなんとか怒りを収め、アレスはトラキアへ、アフロディテはキュプロス島へ逃げ去りました。
しかし、アフロディテアレスはその後も関係は続き、エロスハルモニア、その他に6人もの子供をもうけました。

まとめ

みなさんどうでしたか?
ヘパイストスは母親に捨てられたり、妻に浮気されたりと、あまり幸せなエピソードはありませんでしたね。
こうして神話のキャラクターのエピソードがわかると、そのキャラに魅力が出てきますよね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
ではまた別の記事でお会いしましょう。

mars
またね~バイバイ

 

参考書籍

 



おすすめの記事