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天使の階級/聖書や絵画に登場する天使、実は階級制だった
どうもこんにちは、画家のまるすです。
今回は絵画でよく描かれる天使の階級について解説していくよ。
天使に階級なんてあったのね ꒪꒫꒪)
そうなんだよ、じつは天使は階級によって描かれ方が全然違うんだ。
ほえ~なんか面白そうだわさ、早く知りたいだわさ (⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)
天使の階級 上・中・下位三隊
・熾天使(セラフィム)
・智天使(ケルビム)
・座天使
・主天使
・力天使
・能天使
・権天使
・大天使
・天使
上位の座天使から下位の権天使までは、ほとんど絵画には描かれないんだよ。
ガブリエルやラファエル、ミカエルたちは、大天使だよね?
めちゃ有名だから偉い天使だと思ってたけど、下位天使だったのね (*゜Q゜*)
ちなみにセラフィムとケルビムは独特な姿をしているよ。
作者 ジョット
作品名 「聖痕を受ける聖フランチェスコ」
製作年 1295年頃
所蔵 ルーヴル美術館 パリ
セラフィムは顔から直接羽が生えているのが特徴的だよね。
そしてケルビムは四本の羽と四つの顔を持っているのが特徴的だよね。
真ん中の顔は人の顔だけど、左右と上は何の動物だわさ (´・ω・`)?
右が獅子で左が牛、そして上が鷲の顔だね。
なんかナンバー1とナンバー2の天使の姿、バケモンみたいだわさ ( •́ฅ•̀ )
作者 ボッティチーニ
作品名 「聖母戴冠」
製作年 1475~76年頃
所蔵 ナショナルギャラリー ロンドン
この作品はヒエラルキー通りに並んだ天使の軍団の絵だよ。
上から上位、中位、下位だね。
絵によく描かれる天使たち
上位天使と最下位のヒラ天使
作者 ペルジーノ
作品名 「コルチャーノの祭壇画」
製作年 1513年
所蔵 サンタ・マリア教会 コルチャーノ
この作品の顔だけの小さい天使は、熾天使と智天使なんだよ。
そして他の大きく描かれている天使たちは、最下位のヒラ天使なんだよ。
みんな知ってる超有名な大天使たち
作者 フラ・アンジェリコ
作品名 「受胎告知」
製作年 1426年頃
所蔵 プラド美術館 マドリード
作者 フィリッピーノ・リッピ
作品名 「トビアスと天使」
製作年 1475~80年
所蔵 ナショナルギャラリー ワシントン
作者 ジョルダーノ
作品名 「堕天使を深淵に落とす大天使ミカエル」
製作年 1660~65年頃
所蔵 美術史美術館 ウィーン
上からガブリエル、ラファエル、ミカエルの絵画だね。
・ガブリエル=人間に神の意思を伝える役目を担う【告知担当】
・ラファエル=人間の保護者的役割を担う、病気なども治す【癒し担当】
・ミカエル=堕天使や悪魔、竜と闘う軍事行動を担う【成敗担当】
まとめ:天使の階級には上位、中位、下位があり上位に行くほ ど複雑な姿、形をしている
どうでしたか?みなさん。
天使と言ってもこれだけの種類があったのには驚いたんじゃないでしょうか。
上位天使の姿がバケモンじみてキモかっただわさ (´>Д<`)
こうして絵画の意味がわかると絵画を見るのが更に楽しくなるよね。
他にも天使の対をなす悪魔のエピソードなどもあるから、興味のある人は読んでみてね。⤵︎ ︎
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。
またね~バイバイ。
ばいなら (๑´•ω•)੭
参考文献