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ヤコブの子【ヨセフ】のエピソードをわかりやすく解説【旧約聖書】

ヤコブの子【ヨセフ】のエピソードをわかりやすく解説【旧約聖書



mars

どうもこんにちは、絵画のマルスです。

今回も西洋絵画をもっと楽しめるようになるために、旧約聖書のエピソードを1つ、解説していきたいと思います。

ノース
楽しみだわさ。\(^o^)/~

mars

今回はヤコブ(後のイスラエル)の子、ヨセフについて解説していくよ。

ヤコブのエピソードが知りたい人は、こちらの記事も読んでみてね。⤵︎

【イスラエル】の13人の子供たち

 

イスラエルには13人の子供たちがいました。

まずはレアとの子供が7人。

ルベンシメオンレビユダイサカルゼブルン、そして子供たちの中で唯一の女の子、ディナ

そして、レアの妹ラケルとの子供が2人、それがヨセフベニヤミです。

 

mars
ラケルは弟のベニヤミンを産んですぐに、亡くなったんだよ。

ノース
レアの妹て・・・(-ω-;)

mars
まぁなぜ姉妹2人と結婚したかは、この⤵︎記事にくわしく解説してるので、気になる方は読んでみてね。

 

ほかにも、レアの召使いとの子供が2人、ガドアシェル

ラケルの召使いとの子供が2人、ダンナフタリです。

ノース
すごい状況だわさ。(>人<;)

mars
まぁ普通じゃ考えられない、家族構成が旧約聖書では、当たり前にあるんだよね。

自分が見た夢を話、兄たちから反感を買う

 

ある日、17歳のヨセフが兄たちに、見た夢を話しました。

その夢の内容とは。

自分の藁の束だけ立ち上がった状態で、兄たちの藁の束が、そのセフの束の周りでひれ伏した、といった内容でした。

それを聞いた兄たちは激怒しました。

ほかにも、自分の前で太陽と月がひれ伏した、といった内容で、それを父イスラエルに話しました。

それを聞いたイスラエルは、「自分や母親や兄弟全員、ヨセフにひれ伏すとでも言いたいのか」と、ヨセフを叱りました。

そして、兄たちはヨセフを憎むようになります。

 

兄たちに【奴隷】として売られる【ヨセフ】

 

ある日、イスラエルヨセフに、羊の群れを追っている兄たちの様子を見に行かせました。

兄たちのところにやって来るヨセフを見て、兄たちはヨセフを殺してしまおうかと、相談しました。

 

ノース
恐ろしい奴らだわさ。((((;゚Д゚)))))))

 

しかし、殺すのはあんまりだと思い、ヨセフを穴の中に落としました。

そして、通りかかったエジプトへ行く途中の隊商に、ヨセフを奴隷として売ってしまいました。

 

 

作者 オーヴァーベック
作品名 「売られたヨセフ」
製作年 1816~17年
所蔵 ベルリン国立美術館 ベルリン

 

ノース
むちゃくちゃだわさ、ヨセフかわいそう。(⁍̥̥̥᷄д⁍̥̥̥᷅)

 

イスラエルには、ヨセフは野獣に襲われたことにして、ヨセフの服に家畜の血を染み込ませて渡しました。

イスラエルは、最愛の息子が死んでしまったと信じ込み、すごく悲しみました。

 

【ポティファルの妻】の誘惑

 

ヨセフはエジプトに連れてこられて、ファラオの待従長を務める、ポティファルという役人に売られました。

そこでのヨセフの働きが良かったため、ヨセフポティファルから、絶大に信頼されました。

ポティファルヨセフに、家や財産の管理を全て任せるようになりました。

そして、ヨセフは容姿も美しかったため、ポティファルが彼に目をつけました。

彼女は毎日ヨセフに言い寄りましたが、ヨセフは頑なに拒みました

ある日、家の中にヨセフポティファルしかいない時に、チャンスだとばかりに彼女は、強引にヨセフを引き入れようとしました。

 

 

作者 レーニ
作品名 「ヨセフとポティファルの妻」
製作年 1630年頃
所蔵 J・ポール・ゲティ美術館 ロサンゼルス

 

ヨセフ彼女の手に服を残し、外に逃げ出しました。

 

 

作者 オラーツィオ・ジェンティレスキ
作品名 「ヨセフとポティファルの妻」
製作年 1626~3年頃
所蔵 ハンプトン・コート宮殿美術館 ロンドン

 

ヨセフに逃げられたは、家のものが聞こえるように叫び声を上げポティファルが帰ってくると、ヨセフが勝手に部屋に入ってきて、自分にイタズラしようとしたと、嘘を言いました。

 

 

作者 レンブラント

作品名 「ヨセフを告発するポティファルの妻」

製作年 1655年

所蔵 ベルリン絵画館 ベルリン

 

激怒したポティファルは、ヨセフを王の囚人をつなぐ監獄に入れました。

しかし、そこでもヨセフは看守長から絶大な信頼を勝ち取り、全てを任されるようになります。

 

ノース
ヨセフは、すごい優秀だわさ。Σ(・ω・ノ)ノ

夢解きで認められる【ヨセフ】

 

ある日ファラオが非常に胸騒ぎがする夢を見ました。

ヨセフはその夢解きをして、今すぐ聡明な人物に国を治めさせて、7年間の豊作の間にできる限りの食料を備蓄させて、飢饉に備えるようファラオに言いました。

ヨセフの言葉に感心したファラオは、ヨセフをエジプトの宰相に任命しました。

その後、ヨセフの予想通り飢饉がやってきて、飢饉に備えていたセフたちは、なんとか耐えることができました。

そして、飢饉は世界各国に広がり、食糧難の国から人々がエジプトに、穀物を買いに来るようになりました。

 

ついに家族と和解する

 

ヨセフの父や兄弟の住んでいる、カナン地方も飢饉に襲われていました。

兄たちはヨセフの居るエジプトに穀物を買いにやって来ました。

それを知ったヨセフは、兄たちはスパイだと思いこみ、兄たちにスパイではないと証明したければ「末っ子のベニヤミンを連れてこい」と命令しました。

 

mars
この時、兄たちはヨセフだと気づかなかったんだよ。

 

牢に入れられた兄たちは、これはヨセフの事での神が与えた罰なのだと、牢の中で話し合っていました。

兄たちが悔いているのを、牢の外でヨセフは聞いて涙しました。

兄たちは一度故郷に帰り、父親を説得して末っ子のベニヤミンを連れて、再びエジプトに戻りました。

ベニヤミンを連れて戻ってきた兄たちにヨセフは、ご馳走を振る舞いました。

その時に、ヨセフの命でベニヤミンの荷物に、銀杯が入れられました。

その次の日、兄たちは故郷へ帰る途中、検閲を受けることとなり、当然ベニヤミンの荷物から銀杯が出てきました。

ベニヤミンが盗みの容疑を被せられようとした時、兄のユダが、ニヤミンの代わりに自分を奴隷にと嘆願しました。

その姿を見たヨセフは、感動してついに自分がヨセフだと、身を明かしました。

 

 

作者 コルネリウス
作品名 「兄弟たちと再会するヨセフ」
製作年 1816~17年
所蔵 ベルリン国立美術館 ベルリン

 

その後、ヨセフは家族をエジプトに呼び寄せ、ヨセフは父を見ると駆け寄り、二人は抱き合いしばらく泣き続けた。

家族はファラオの特別な計らいにより、幸せにくらしました。

イスラエルはエジプトで息を引き取りました。

 

まとめ

mars

どうでしたか?みなさん。

こうして西洋絵画の場面のストーリーが分かると、鑑賞するのがさらに、おもしろくなりますよね。

ノース
旧約聖書の内容も、人間臭くておもしろかっただわさ。(^3^)

mars
でわまた別の記事でお会いしましょう。

ノース
お会いしましょう。ヾ(@^▽^@)ノ

mars
またね〜ばいばい。

ノース
ばいなら。´ω`)ノ
参考文献



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