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「ダナエ」と「ペルセウス」と「メデューサ」と「アンドロメダ」のストーリーをざっくり解説!

「ダナエ」と「ペルセウス」と「メデューサ」と「アンドロメダ」のストーリーをざっくり解説!



mars
どうもこんにちわ、画家のマルスです。
今回は、ギリシャ神話に出てくる「ダナエと」「ペルセウス」と「メデューサ」と「アンドロメダ」の物語をわかりやすく解説していこうと思います。
西洋絵画には、ギリシャ神話に関係のあるものが多くあるので神話がわかると西洋絵画を見るのがいっそう楽しくなります。
わかりやすくざっくり解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ギリシャ神話自体の解説をしている記事もあるので興味のある人はこちらの記事も読んでみてください。

メデューサ退治に行く「ペルセウス」!

 

ダナエの子「ペルセウス」誕生!

 

ダナエの父アルゴス王「アクリシオス」は、娘の子供に殺されると予言され、娘を青銅の扉の奥に閉じ込てしまいます。

 

しかしそれを見たゼウスは、黄金の雨に変身して彼女と交わり、子供を作りました。

 

その子供がのちのヘラクレスです。

 

 

作者 クリムト

作品名 「ダナエ」

製作年 1907〜08年

所蔵 ギャラリー・ヴュルトレ、オーストラリア、ウィーン

 

作者 ティツィアーノ

作品名 「ダナエ」

製作年 1550年

所蔵 プラド美術館、スペイン、マドリード

 

作者 レンブラント

作品名 「ダナエ」

製作年 1636年

所蔵 エルミタージュ美術館、ロシア、サンクトペテルブルク

 

 

父のアクリシオスは、ダナエを閉じ込めておいたのに子供ができているのにびっくりして、二人を箱に詰めて海に流しました。

 

もともとは綺麗な「メデューサ」!

 

メデューサもともとは綺麗な髪の美女でした。

 

しかし、「アテナの神殿」で「ポセイドン」と交わったためにアテナの怒りを買ってしまいます。

 

そして、見るものは石になり、美しかった黒髪は猛毒の蛇にされ、姿形は見にくい怪物にされてしまいました。

 

「メデューサ」退治を言いつけられる!「ペルセウス」

 

流れ着いた「セリポス島」でペルセウスはすくすくと育ちました。

 

ちなみにペルセウスは、神と人間のハーフで英語では「ヒーロー」、つまり「英雄」になります。

 

しかし、セリポス島の王「ポリュデクテス」がダナエに恋心を持ち、邪魔になるペルセウスを遠ざけるために、メデューサ退治を言いつけました。

 

武器を手に入れ、「メデューサ」を退治する「ペルセウス」!

 

ペルセウスは「アテナ」から青銅の盾をもらい、「ヘルメス」からは翼のついた、飛べる靴をもらいました。

 

そして、メデューサの姉妹の、三人で一つの目玉をつかい回す「グライアイ3姉妹」の目玉を奪い、脅して居場所を聞き出します。

 

やり方がヒーローっぽくないですよね。

 

ペルセウスは、メデューサと蛇が眠っている隙に、直接メデューサの顔を見てしまうと石になってしまうので、青銅に写ったメデューサを見ながら近づき、首を剣で切り落とします。

 

 

作者 チェッリーニ

作品名 「メデューサの首を掲げるペルセウス」

製作年 1554年

所蔵 ロッジャ・ディ・ランツィ、イタリア、フィレンツェ

 

 

怪獣を倒して「アンドロメダ」を助ける「ペルセウス」!

 

メデューサを退治した帰り道、ペルセウスは岩にくくりつけられている「アンドロメダ」を見つけました。
事情を聞くと、母「カシオペア」が暴言を吐いて「ポセイドン」を怒らせてしまったため、怪獣に捧げる生贄としてくくられていると言いました。
それを聞いたペルセウスは、見事怪獣を倒し、アンドロメダを助け、二人は結婚することになりました。
作者 ピエロ・ディ・コジモ
作品名 「アンドロメダの解放」
製作年 1510年または1513年
所蔵 ウフィツィ美術館、イタリア、フィレンツェ

ペルセウスとアンドロメダの結婚で、もめごとが起こる!

ペルセウスとアンドロメダの結婚が、とり行われようとしていた時に、アンドロメダの婚約者の「ピレネス」が、兵士を引き連れてやって来ました。
ピレネスは婚約者のアンドロメダを奪われたことに腹を立て、兵士を使いペルセウスに襲いかかりました。
しかし、メデューサの首を持ち帰っていたペルセウスは、敵にメデューサを見せ、全員石に変えて勝利します。
メデューサは死んでも、その能力の効果があるのはすごいですね。
メデューサの首を受け取ったアテナは、自分の盾にメデューサの首をはめ込みました。
作者 カラヴァッジョ
作品名 「メデューサ」
製作年 1597~98年
所蔵 ウフィツィ美術館、イタリア、フィレンツェ

まとめ

みなさん、どうでしたか?
今回はペルセウスにまつわる、4人の物語を解説してみました。
西洋絵画を鑑賞するのに、ギリシャ神話を知っていると、すごくおもしろいですよ。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。

mars
またね~バイバイ
参考文献



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