ギリシャ神話とは何?誰が作ったのか?物語の内容は?ざっくり解説!
この記事の目次
ギリシャ神話とは?
ギリシャ神話とは紀元前、古代ギリシャの人々が語り伝えていた神々や英雄の物語です。
最初は各地の諸国をめぐり歩く、吟遊詩人によって歌い広められました。
この物語に登場する神々たちは、なかなか癖の強い者が多いです。
恋をしたり、失恋したり、嫉妬したり、失敗したりと色々なことが起こるのですが、そのたびに大変なことが起こります。
しかしこのような物語が、何千年も語り継がれ現代の我々の時代にも生き続けているのは、ほんとにすごいことですね。
ギリシャ神話は誰が作ったのか?
ギリシャ神話のもとを作ったのは、盲目の吟遊詩人「ホメロス」だとされています。
ギリシャ神話は、文字が普及する前から長い間口頭で伝えられてきました。
紀元前800年頃に、ホメロスがヨーロッパ最古の文学作品となる「イリアス」と「オデュッセイア」を成立させます。
「イリアス」では、10年続いたトロイ戦争の最後の50日間の出来事を唄い、「オデュッセイア」では、トロイ戦争で活躍した英雄オデュッセイアが家に帰り着くまでの苦難の10年間の物語を唄いました。
この唄が、ギリシャ神話の元になっていると言われています。
しかしこのホメロス、詳しいことは何もわかっていないうえに、実在したかどうかも疑われることすらあります。
その後、この唄をまとめて整理した「神統記(しんとうき)」を、羊飼いの「ヘシオドス」が作り上げました。
この「神統記」によって、この世の始まりからゼウスが神々の支配者となるまでの道筋が整理され、現在に伝わる神話の原型ができました。
ギリシャ神話とはどんな物語なのか?
主人公の神々とはどのような存在?
どのようにして何千年も伝わってきたのか?
ギリシャ神話は「キリスト教」が普及した年に、一度宗教界からも芸術界からも姿を消しました。
しかし、千年以上のへだたりを超えてギリシャ・ローマ文化の復興運動「ルネサンス」に」よって再興します。
それ以来現代にいたるまで、常にあらゆる分野の芸術家たちにインスピレーションを与えて、私達の生活の中に深く浸透しています。
まとめ
どうでしたか、みなさん?
今回は、ギリシャ神話についてザックリ解説してみたのですが、紀元前800年頃から今まで続いているのがすごいですよね?
そして私達の身の回りにも神話をもとにしているものがたくさんあるんですよ。
たとえば、ゼウスは英語で「ジュピター」木星ですね、ほかにも、神の言葉を伝える「ヘルメス」は、あの有名な「エルメス」になっていますし、巨人族の「ティタン族」は、タイタニックの語源に、歌声で惑わし旅人を殺す怪鳥「セイレン」は、「サイレン」の語源になっています。
ほんとにおもしろいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
参考文献