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聖書|イエス・キリストを祝った【東方三博士】とは?|わかりや すく解説
どうもこんにちは、画家のまるすだよ。
今回はイエス・キリストが誕生した時に、礼拝に来た「東方三博士」のことを解説していくよ。
礼拝に来たことは知ってるけど、詳しいことは知らないだわさ •́ω•̀)?
そうだね、この東方三博士のことは聖書でもあまり詳しく書かれていないからね。
絵画にもよく描かれているよね (⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)
そうだね、この東方三博士は、イエス誕生を題材にした絵画によく描かれているから、知っておくと絵画を見る時楽しいよ。
ぜひ知りたいだわさ ヽ(´∇`)ノ
ちなみに呼び名なんだけど、東方三博士(とうほうさんはかせ)や東方三賢者(とうほうさんけんじゃ)、東方三賢人(とうほうさんけんじん)と呼称されることも多いんだよ。
単純に、東の方のすごく賢い三人組っていうことね (っ'ヮ'c)
東方三博士とは?
東方三博士とは、ユダヤの方角に現れた新しい星を見て、イエス・
聖書には拝みに来たことは書かれているんだけど、名前や三人だったかは書かれていないんだ、イエスへの贈り物が三個あったことから三人だとされ、名前や出身地などは民間伝承で伝えられたんだよ。
カスパール(老人)(アジア人)(贈り物=黄金)
バルタザール(壮年)(アフリカ人)(贈り物=乳香)
メルキオール(青年)(ヨーロッパ人)(贈り物=没薬)
作者 デューラー
作品名 「東方三博士の礼拝」
製作年 1504年
所蔵 ウフィツィ美術館 フィレンツェ
右がバルタザールで、中央下がカスパール、その上がメルキオールだよ。
みんなそれぞれ贈り物を持ってるだわさ (っ'o'c)
東方三博士とヘロデ王
東方三博士ヘロデ王に会う
東方三博士は、当時のユダヤの王ヘロデ王に会いに行き「将来のユ
それを聞いたヘロデ王は、「そのメシアはベツレヘムでお生まれの
ヘロデ王は、自分の地位が脅かされると思って、イエスを殺すために、三博士たちに知らせるように頼んだんだよ。
たいへん、イエスが危ないだわさ "(°凸° )!?
東方三博士、イエスを見つけるがヘロデ王に知らせず、ヘロデ 王大激怒
ヘロデ王に聞いた通り、三博士たちはベツレヘムの方へと向かいま
すると東方で見た大きな星が三博士たちの前を進み、イエスの生ま
作者 アルブレヒト・アルトドルファー
作品名 「キリストの降誕」
製作年 1522年頃
所蔵 ベルリン国立絵画館 ベルリン
小屋の中を覗いてみると、そこには聖母マリアとイエスがいました
三博士たちはそれぞれの贈り物を捧げました。
「ヘロデ王の元には戻らず、帰れ。」という夢を見ていた三博士た
三博士たちが寄らずに帰ったと知らされた、ヘロデ王は激怒し、「
作者 ジョット
作品名 「幼児虐殺」
製作年 1304~06年頃
所蔵 スクロヴェーニ礼拝堂 パドヴァ
作者 作者不詳
作品名 「幼児虐殺」
製作年 1350年頃
所蔵 大英図書館 ロンドン
むちゃくちゃだわさ Σ(⌾◁ ⌾ 川)ェェエエ工
ヘロデ王の魔の手から逃れるヨセフたち
三博士たちが帰った後、ヨセフは夢を見ました。
夢の中で天使が「直ぐに起きて母と子を連れて逃げなさい、ヘロデ
ヨセフは飛び起きて、すぐさまマリアとイエスと連れてエジプトへ
良かっただわさ ε-(´∀`;)ホッ
作者 ジョット
作品名 「エジプトへの逃避」
製作年 1304~06年頃
所蔵 スクロヴェーニ礼拝堂 パドヴァ
このジョットの作品は、マリアが横向きに描かれているよね?当時聖母マリアは、正面の姿しか描くことを許されていなかったんだ。
だからこのような構図は珍しかったんだよ。
作者 カラヴァッジョ
作品名 「エジプトへの逃避途上の休憩」
製作年 1594~96年頃
所蔵 パンフィーリ美術館 ローマ
旅の途中の休憩している場面の絵もよく描かれたよ。
マリアとイエスのために天使が音楽を奏でているのね (´∇`)
三博士の贈り物のそれぞれの意味
三博士が贈り物として捧げた物が、カスパールが「黄金」バルタザ
この贈り物にはそれぞれ意味があります。
黄金(おうごん)
黄金はただ高価なものだからというのではなく、黄金は王位を象徴
なので黄金は「王の象徴」という意味でイエスに捧げられました。
乳香(にゅうこう)
乳香は黄金同様、当時非常に高価なものでした。
乳香の意味は「神」を表しています。
もともとエジプトでは、神に捧げる薫香として使われていました。
つまり、この贈り物はイエスが神であることを表しているんですね
没薬(もつやく)
没薬は「死」を象徴しています。
そして、この没薬も黄金と乳香同様、とても高価なものでした。
没薬は防腐剤の効果があり、エジプトのミイラを作る際にも使われ
なんで生まれたばかりの子に、死を象徴する没薬なんだわさ ( ˘•ω•˘ )
これは、イエスが後に人々の罪を背負って死なれることを表しているんだよ。
三博士の贈り物が「クリスマス」の由来?
この三博士たちのイエスへの贈り物が、クリスマスプレゼントの始
三博士が登場する絵画たち
作者 ギルランダイオ
作品名 「羊飼いの礼拝」
製作年 1485年
所蔵 サンタ・トリニタ聖堂 フィレンツェ
左の奥の遠くに見える、マリアの方に向かってきている列の中に、三博士たちがいるよ。
作品名 「3人のマギ」
製作年 565年頃
所蔵 サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂 ラヴェンナ
作者 ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ
作品名 「東方三博士の礼拝」
製作年 1423年
所蔵 ウフィツィ美術館 フィレンツェ
まとめ:謎の多い【東方三博士】ですが、インパクトのある【 名脇役】
東方三博士は聖書にほとんど登場しないので、謎が多いんだけど、物語に与える影響は大きかったね。
ヘロデ王を激怒させたり、クリスマスプレゼントの由来にもなったものね (。ò ∀ ó。)
そうだね、そして画家たちにも人気で、よく描かれているしね。
これでまた絵画を見るのが楽しくなるだわさ ٩(ˊᗜˋ*)و
マリアがイエスを身ごもるエピソードもあるので、気になる人はその記事も読んでみてね。⤵︎ ︎
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。
またね~バイバイ。
ばいなら(*>∀<)ノ))またねー
参考文献